ファンづくりの第一歩は経験してもらうこと
SNSの広告が浸透していく中で、必要な考え方の一つとしてファンづくりがあります。
少し前までは、刈り取り型のマーケティングが主流でした。
いまでは、SNSなどユーザーが情報発信する機会が増えたため刈り取り型よりは育成型のマーケティングが増えてきています。
その中でファンづくりということは、どうしても切り離すことができないことですね。
ファンづくりで参考になるのがカープ女子です。
野球だから、業態が違いからということはあると思いますが、参考にするところはあります。
どのようにファンを育成したか。その一つが「経験」です。「野球はたのしいんだ」という実感があると、また足を運んでくれる機会が増えます。
いかに経験をしてもらうか、ということを念頭においておくとファンづくりしやすいと思います。
ただ、ユーザーに経験してもらうことは必要ですが、経験を提供する側もどのようにすれば、楽しいとか、もっと来たい、やりたいと思ってもらえるかを考えることも重要です。
ユーザーの感動を設計して実施して、おわったあとユーザーの感想を集めると、考えていたことと、ユーザーの感動したところが違っていたり、思い通りになっていたりします。それを繰り返すことで、ユーザーが感動するイベントが出来上がります。
それと同時に、イベントをしたあとのサービスを考えておくと、育成したファンが購入や入会して、さらにシェアすることにつながる傾向があります。
このようにファンを育成するシステム、流れがあれば刈り取り型のマーケティングをしなくても自然と見込み客が集まってくるようになるでしょう
ユーザーは安心するため2度検索する
2度検索することで安心する
ユーザーの行動心理や10代、20代のユーザーが何を考えているのかを知るため、色々な書籍を読んでいます。
読んだ書籍の一つに「インカメ越しの世界」りょかち著の本があります。
その中の一節が参考になったので、紹介します。
本の内容はデジタルネイティブ世代によってインターネットと関わることはどういうことなのかということがまとまっています。
おっと思ったのが、「2回目の検索をしないと安心できない私たち」というところです。
お店や商品を探すときに、お目当てのものを見つけた後、そのものの評判やレビューを検索して確認するということです。
この内容については、確かにそうだ。自分でも同じようにしているので、良く分かると思います。
レビューは評判が良い、☆4が多いと安心する、☆5だけだと疑問視するなど、先に使った人の感想を参考にして商品を購入しているという傾向にあると感じました。
集合知で動かされる私たち
レビューや評判は集合知と言い換えることができます。インターネットが普及し、スマートフォンを一人一台持つ時代に、この集合知はとても簡単に調べることができます。
集合知によって行動が促されているということも感じます。
コピーライティングでいうところの「バンドワゴン効果」、乗っかったほうが得。
わたしたちは、モノを探し、お気に入りのものを見つけた時、気になるのは、やっぱりレビューです。
レビューがあるかどうかで購入を決めたり、レビューがないまたは評価が良くないと不安になったりします。
集合知はレビュー以外では、お客様の声もそれにあたります。
特に、新規で始めるときは以下にお客様の声を集めるかが重要ですね。それによってはやるか、どうなるかが決まるといっても良いくらいに。
いかに、よいレビューを早く集めるか、これが大切ですね。
キャッチコピーがうまくなる8つの観点
コピーライティングに必要なLF8
コピーライティングを学んでいる方ならLF8と聞いただけで、察しがつくと思います。
わたしはコピーライティングを学ぶまでLF8という考え方を知りませんでした。恥ずかしながら。
なので、こちらの観点でコピーが作られていることがわかるとより、コピーが作りやすくなるなと思いました。
LF8というのは生命の8つの躍動ということで、これから紹介する8つは私たちとは切っても切れない内容ということになります。
【生命の8つの躍動】
1.生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。
2.食べ物、飲み物を味わいたい。
3.恐怖、痛み、危険を免れたい。
4.性的に交わりたい。
5.快適に暮らしたい。
6.他人に勝り、世の中に後れを取りたくない。
7.愛する人を気遣い、守りたい。
8.社会的に認められたい。
以上の8個の項目がLF8です。
上記の内容を踏まえたコピーなら、人の注目を引き付けることができるようになるということです。
ただ、コピーだけでは不十分です。本文のコピーと一貫性がなければ、信頼を勝ち取ることはできません。
LF8を見て気になったことはありませんか?よく、お金を稼げるようになるとか、儲かるなどのサイトや広告を見ることがあると思います。お金を稼ぐ、儲かるはLF8には入っていないですね。
お金を稼ぐことは手段になるため、LF8のどれかの項目を満たすために、お金が必要ということであれば、引きは強くなりますが、お金を稼ぐだけでは引きが弱いです。
まずは、このLF8を覚え、街中や電車などの広告が、これに沿っているのかどうなのかを確認してみたいと思います。
デジタルマーケティングは、今までよりも顧客に寄り添う
デジタルマーケティングという言葉は、最近よく耳する言葉です。
ある記事を読んでデジタルマーケティングのことが府に落ちたので紹介しようと思います。
まず、デジタルマーケティングとは何か?まだよくわからない方もいると思うので、簡単に言うと
デジタルマーケティングとは、インターネット上のサイトやデジタル広告、メール、モバイルアプリなどのチャネルを通じて商品やブランドのプロモーション施策を実行。そして、お客様の反応をデータとして蓄積・活用することでマーケティング業務をさらに高度化させて、お客様との「つながり」(エンゲージメント)を強化する仕組みです。デジタルマーケティングに取り組むことで、企業はお客様の興味や関心の深さを可視化し、状況に合わせた適切なプロモーション施策を実行できるようになります。
お客様の反応をデータとして蓄積してプロモーションの施策に生かすというものです。スマートフォンやアプリの利用が増えているため、お客様がどのメディアを通してサイトへの訪問や購入などのコンバージョンに至ったのか。また、どのページで離脱しているのか。ということをデータとして蓄積して、次にこのお客様には何を提供すればよいか、という施策ができるようになることです。
今では、会員登録させしてしまえば、だれがいつどのページを見ているかということがわかるようになっています。いやー、全て筒抜けという感じですネ。
このように、お客様の情報がわかってしまうため、人をデータとして見て、テクニックでコンバージョンさせるという傾向にあります。
これから紹介する記事を見た時に、重要なことが抜け落ちていると感じました。
なにより大事なことは、生活者に対する深い理解だ。その理解があってこそ、次世代のマーケティングが成立する。
これです。
お客様の反応をデータ化することができるため、その人の悩み、課題を見ることはできますね。そこから、その人がより良くなるためには、何を提供すればよいかという視点で提供し続けていれば、ファンが増え、売り上げも上がる
遠回りのようで、こちらが正解のように思える内容でした。
マーケティングというと、常に売ることばかり宣伝することばかりに目が行きますが、提供する商品やサービスで誰の悩みが解決するのか、これを考えないと自転車操業になっていくなと感じました。
そのサービスは誰得?
ちょっと軽いですが、だれのためのサービスなのかを考えてマーケティングをしていく思考にします。
企業よりもFファクターが信頼される
マーケティングのことを学ぶ上で外せないのが、マーケティング界の世界的権威フィリップ・コトラー教授。
先生の書籍で「コトラーのマーケティング4.0」という本があります。
今読み返していますが、まさに今の時代のことを表している一冊ですね。
ほんの一部にブランドの価値についての引用します。
顧客の信頼という概念も、もはや縦のものではなくなっている。今では横の信頼なのだ。
さまざまな産業にまたがる最近の調査によると、マーケティング・コミュニケーションよりもFファクター(friend、families、Facebook fans、Twitter followers)が信頼されるという。ほとんどの顧客がソーシャル・メディア上で見知らぬ人たちにアドバイスを求め、広告や専門家の意見よりもそれを信用するのである。
企業からのメッセージやキャンペーンよりも友人や知人、ソーシャルメディア上での信頼をしている人の意見のほうがより信頼度が高くなって
いるのは、その通りですね。
何か商品を購入するときに、その商品の説明は企業から出ていますが、本当なのかどうなのかをさまざまな口コミサイトで見てから購入する方が多いと思います。
わたしもそうです。何かを購入するときは必ずレビューを確認したうえで購入します。
なので、マーケティングをするときは、企業からのメッセージだけではなく、その企業の商品やサービスを使っている顧客の声があるとより信頼が増すというのは、上記の傾向からでしょう。
今後のマーケティングは、顧客とのつながり、ファンをいかに集めることができるかで成功するかどうかきまってくるでしょう。